伊賀市立上野総合市民病院の沿革
昭和30年4月上野市丸之内158番地に『上野市民医院』として発足、同年8月『上野市国民健康保険直営市民医院』となり、昭和31年6月『上野市国民健康保険直営市民病院』となりました。
木造の建物を鉄筋コンクリート造りとするため、昭和33年から3か年の継続事業として第1期工事を、続いて昭和36年から2か年の継続事業として第2期工事を完成しました。
また、昭和32年7月には、上野市ほか5か町村伝染病隔離病舎組合の伝染病隔離病舎の建設に伴い、これを管理する施設と本館病棟不足を補うための施設として『上野市国民健康保険直営市民病院付属平野分院』を、上野市平野東平尾2413番地に開設しました。
その後、両院とも老朽化し、敷地や建物等が狭く近代医学の進展に追随できなくなり、地域医療の確保が難しくなってきたため、昭和50年度から3か年にわたる市民病院移転改築工事が上野市四十九町831番地で行われ、昭和52年12月に現在の施設が完成しました。
昭和53年2月15日から名称を『上野総合市民病院』と改め、新発足しました。
平成7年度には、地域のニーズに対応するため西館増築工事に着手し、平成8年3月30日に新病棟が完成しました。
回復室、人工透析療法、磁気イメージング装置、全身用コンピュータ断層装置、自動化学分析装置、超音波断層装置、アンギオ装置などを設置し、高度医療サービスの提供に努めています。
平成8年度には、「災害拠点病院」に指定されました。
また、平成11年度からは検診バスによる職場検診や院内での人間ドックなど、地域の健康管理にも貢献できる体制づくりを進めるとともに、療養型病床群を採用しました。
平成12年度には在宅介護支援センターを設置し、入院患者さま等の社会復帰に向けての各種相談に応じるとともに、MRI(磁気共鳴断層撮影装置)や乳腺撮影装置などの導入と、外来診療にかかる医薬分業や入院患者さまに対する服薬指導・病棟薬局での薬剤管理などに取り組みました。
平成14年度には腎臓結石破砕装置を導入するなど、社会の進展に伴う新たな対応に努めています。平成16年度から3階、4階、6階と順次病棟の大規模改修を行ない、入院環境の改善を図っています。平成16年11月には、上野市、阿山町、伊賀町、大山田村、島ヶ原村、青山町が合併し、伊賀市の発足に伴い名称を『伊賀市立上野総合市民病院』と改めました。
平成19年度には、市民の健康増進施設としてPET-CTを核とした健康・健診センターを設立いたしました。
平成25年3月に当院は、伊賀地方で初めて『三重県がん診療連携推進病院』に指定されました。
平成28年10月、『地域医療支援病院』として三重県の承認を受けました。
平成30年4月、「三重県がん診療連携病院」に指定されました。同年、「DPC(診断群分類包括機能評価)対象病院」として、DPC請求を開始しました。また、この年「地域包括ケア病棟」として許可されました。
病院の施設等

名称 | 伊賀市立上野総合市民病院 |
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開設者 | 伊賀市長 岡本 栄 |
院長 | 田中 光司 |
開設年月日 | 昭和31年6月1日 |
所在地 | 伊賀市四十九町831番地 |
電話 | 0595-24-1111 |
FAX | 0595-24-2268 |
診療圏 | 伊賀市、名張市のほか奈良県山添村、京都府南山城村等の近隣市町村(診療人口 約174,000人) |
診療科
内科 脳神経内科 循環器内科 腫瘍内科 消化器・肝臓内科 外科 肛門外科 整形外科 脳神経外科 小児科 婦人科 眼科 耳鼻咽喉科 皮膚科 泌尿器科 麻酔科 放射線科
リハビリテーション科 救急科(計19科)
許可病床数
一般281床(うち地域包括ケア病床40床)
承認事項等
看護体制(入院基本料10:1 基準給食 基準寝具) 理学療法施設 救急告示病院(二次救急) 災害拠点病院
専門医研修施設の指定
臨床研修指定病院
日本内科学会認定医制度教育関連病院
日本がん治療認定医療機構認定研修施設
日本外科学会外科専門医修練施設
日本消化器外科学会専門医修練施設
日本消化器病学会認定施設
日本大腸肛門病学会認定施設
日本肝臓学会認定施設
日本整形外科学会認定研修施設
日本泌尿器学会専門医教育施設
日本静脈経腸栄養学会栄養サポートチーム(NST)専門療法士認定教育施設
日本静脈経腸栄養学会栄養サポートチーム(NST)稼働認定施設
施設の概要
敷地面積 | 32,093m2 |
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延床面積 | 病院本館、西館 15,020.63m2 看護師宿舎 415.00m2 医師住宅 368.06m2 |
構造 | 病院本館、西館 鉄筋コンクリート造 地下1階、地上6階、塔屋1階 看護師宿舎 鉄筋コンクリート造2階建 医師住宅 鉄筋コンクリート造2階建、3階建 |
医療施設 | 64列マルチスライスCT、1.5テスラMRI、PET-CT1台(16列、8列)、乳房X線検査装置、血管造影装置(アンギオ)、多人数用透析装置(40人用)、透析患者監視装置(30台)上部・下部消化管凡用ビデオスコープ(オリンパス)腹腔鏡手術システム(ストルツ) |
駐車場 | 駐車可能台数 約400台 |
関連施設 | 伊賀市健診センター、訪問看護ステーション |
職員数(令和3年3月1日現在)
医師(会計年度任用職員含む) 21名 医療技術員 53名 看護師 134名 労務職員 27名 事務職員等 17名
計252名