各部門だより

2021/4/1

上野総合市民病院の各部門から、診療実績や治療成績をはじめ、最新の情報を提供していきます。
今後、月一回のペースで情報発信をしていく予定ですので、ぜひご覧ください。

 

上野総合市民病院の数字

病院長だより病院長の田中先生が、数字をテーマに、診療実績や治療成績など病院のトピックスをお届けするコラムです。

※こちらの連載は、2021年3月に終了しました

69.8% と 107.1%

2021/3/1

令和元年度の病床稼働率と経常収支比率です。
患者様は、病院に対して、‘自分の病気を治してくれること’を一番期待しています。わたしたちの目的は、医療のプロフェッショナルである職員の総力(組織力)を結集し、‘病気をしっかり治す’ことです。病気をしっかり治すという目的を達成するため、病院は医療専門の職人集団を組織し、運営しなければなりません。組織の目的を達成するための活動が経営であり、病院の運営とはすなわち病院経営です。逆説的に言えば、病院経営破綻とは、うまく病院が運営できていない状態で、そのような組織運営では、「患者様の病気をしっかり治す」という目的が達成できていないことになります。

上野総合市民病院は、限られた医療資源(人的・物的資源)のなかで、医療専門の職人集団の組織力を強化・向上させ、病院を運営・経営することで、「患者様の病気をしっかり治す」という目的を達成していきたいと思います。

162人

2021/2/1

当院の看護師数(正規、臨時などを含む)です。看護師は専門的知識や技術を用い、治療に携わり、患者の支援を行います。患者の一番近くに存在し、病気だけでなく患者全体を看ることで、命・健康を守る大切な仕事です。

人口10万人あたりの看護師数は日本全体では906.0人、三重県では899.3人で、全国34位です。伊賀(伊賀市+名張市)は737.0人で、県内で最も少ない状況です。看護師、准看護師、保健師、助産師を合わせた看護職員数も伊賀は1003.1人で、県内で最も少ないです。

ひとりでも多くの看護師が当院の一員となり、地域医療を支えてほしいと願っています。

19人

2021/1/1

病院で働く皆さんへ

当院の常勤医師数です。外来患者、入院患者、救急患者を診療し、検査、手術などを行っています。三重大学、滋賀医科大学、関西医科大学などから多くの非常勤医師も派遣していただき、病院機能を維持しています。

人口10万人あたりの医師数は日本全体では240.1人、三重県では217.0人です。伊賀(伊賀市+名張市)は149.4人で、県内で最も少ないです。診療所従事者(開業医)は7.56人で、県内2番目の低さ、病院従事者は73.8人で、県内で最も少ない状況です。伊賀地域の命・健康を守るために、伊賀市、名張市だけでなく、三重県も必死の取り組みをしていますが、医師不足・医師偏在はすぐに解決できる問題ではないようです。

私たちは、患者が病院に対して一番期待している、‘病気を治す’ことに集中し、職員全員で病院の総合力を強化・向上する努力をし続けます。

256人

2020/12/1

病院夜景医師、看護師、薬剤師、放射線技師、検査技師、臨床工学技士、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、社会福祉士、介護福祉士、事務職員などの全職員数です。

これら医療専門職人たちはおのおのの持ち場で、全力で患者の治療にあたります。

入院延患者数(71,826人/年)を全職員数(256人)で割ると、280.6となります。1年間に1人の職員が280.6人の入院患者を診たこととなり、職員ひとりひとりのがんばりを意味する数字と思います。

今後も職員全員が積極的に治療に関わり、病院の組織力を強化・向上させることで、「入院してよかった」「診てもらってよかった」と思っていただけるよう努力を続けます。

5,692人

2020/11/1

1年間に開業医、他医療機関から当院に紹介していただいた患者数です。

紹介状(診療情報提供書:医師が病状を記載した書類)を持って当院受診となります。当院への紹介理由は、専門医による診察・検査が必要、高度医療機器による検査が必要、手術や内視鏡治療など入院が必要などです。

当院での治療が終了し病状が安定すれば、当院からの紹介状(診療情報提供書)や検査データをもって、開業医(かかりつけ医)を受診していただき、治療継続をお願いしています。かかりつけ医が当院への受診が必要と判断すれば、紹介状を持って受診となります(紹介率:73%、逆紹介率:95%)。

このように、患者が居住地域内で円滑に治療を受けることをサポートするための病院を地域医療支援病院といい当院もその機能を担っています。

404人

2020/10/1

1年間の整形外科手術患者数です。3名の整形外科が各々の専門領域で高度で先進的な手術を行っています。

  1.  脊椎疾患によるしびれ感、痛みに対し病態に応じて低侵襲手術(顕微鏡、内視鏡)、矯正固定術を行っています。
  2.  骨粗鬆症合併の椎体骨折に対し早期除痛目的のためセメント固定術を行っています。
  3.  高度な脊柱変形に対し後腹膜外経路による側方進入椎体間固定術を行っています。
  4.  膝・股関節疾患の痛みに対し人工関節置換術を行っています。鎮痛法や手術アプローチなどを工夫しながら、より痛みがなく、早い機能回復を目指しています。肩関節疾患による痛みに対しても積極的な治療に取り組み、外傷全般の治療も幅広く行っています。

術後のリハビリを担うスタッフも充実しています。(日本理学療法士協会 運動器専門理学療法士、3学会合同 呼吸療法認定士、心臓リハビリテーション指導士、糖尿病療養指導士、福祉住環境コーディネーター 2級)

4,947件

2020/9/1

超音波内視鏡装置

1年間の内視鏡検査件数です。胃カメラ(上部消化管内視鏡:3,200件)、大腸カメラ(下部消化管内視鏡:1,568件)、内視鏡を使って胆管・膵管を造影する検査(ERCP:130件)、超音波画像装置が装着された内視鏡で、消化管や膵臓、胆管などを観察する検査(EUS:49件)の合計です。

大腸がん、胃がん、乳がん、肝がん、肺がんを5大がんといいます。大腸がん、胃がんはがん死亡数の2位と3位であり、早期発見、早期治療が大切です。内視鏡はがんの発見だけでなく、治療(内視鏡治療)にも用いられます。

当院では5名の消化器内科医が常勤し、消化器病専門医、消化器内視鏡専門医、肝臓病専門医による、専門性の高い医療を行っています。

451人

2020/8/1

消化器疾患の診断・治療1年間の消化器外科手術患者数です。

消化器がん(胃がん、大腸がん、肝・胆・膵がんなど)、腹部救急疾患(消化管穿孔や腹腔内出血など)、大腸肛門疾患(痔核・痔瘻や直腸脱など)など、幅広い疾患に対応し、専門性の高い外科治療を行っています。外科医は6名で消化器外科専門医・指導医は4名です。

5名の消化器内科医と連携し、患者にあわせて、内科的治療(内視鏡的)、外科的治療をおこなっています。

消化器疾患の診断・治療は当院の強みのひとつと思います。

2,961人/年

2020/7/1

ドクターヘリ

1年間に救急科で診察した患者数(救急受診患者数)です。救急車で当院へ搬送されたのは1,016人です。

伊賀地域では、みなさまの命と健康を守るため、3基幹病院による二次救急輪番体制をとり、病院間で緊密に連携しています。 救急外来では、診察と検査を迅速に行い、正しく診断し、適切な初期治療を行っています。病態把握が困難であったり、高度な医療が必要と判断した場合は、大学病院や救命救急センターへ搬送させていただく場合もあります(ドクターヘリ搬送 13人/年)。

救急科では、あらゆる救急ニーズに対応できる「地域のセーフティネット」を目指しています。

71,826人/年

2020/6/1

上野総合市民病院2019年の1年間に当院へ入院された延べ患者数です。1日に197人入院していることになります。

国は公立、公的病院に対し、病床再編を促進させ、病床削減をするように迫っています。地域の実情に応じて、地域で話し合い地域で合意するようにと迫っています。当院はこれまで同様、救急医療を含む急性期機能の充実を図るとともに、伊賀地域3基幹病院間(岡波総合病院、名張市立病院、上野総合市民病院)での機能分化と病院間連携をすすめていきます。

伊賀地域の医療を守るために、病床を維持し、病院として生き残らなければならないと思っています。