がんサポート・免疫栄養療法センター

がん免疫栄養療法のご案内

当院で行われている、がん免疫栄養療法についてご案内します。

 伊賀市立上野総合市民病院は2011年に、がんサポート免疫栄養療法センターを開設し、がんの進行や抗がん剤治療の副作用などで、栄養状態が悪化し、積極的な治療の継続が困難になった患者さんのために、慢性炎症反応を抑え筋肉量を増やす栄養支持療法を開始しました。
 そして今回、その有効性をさらに高める目的で、栄養療法を含めたすべての支持療法・緩和ケアを、患者さん一人一人の状態に合わせたオーダーメイド医療として提供する、入院プログラムを開始いたしました。
 下記のパンフレットでは、その内容を簡単にご紹介しますので、ご覧のうえ、お問い合わせいただければ幸いです。

がんサポート・免疫栄養療法センターの理念

私たちは、がん治療認定医を中心としたチーム医療において、
地域の方々に安心・安全な医療および治療環境を提供するとともに、
患者様を支える栄養サポートを推進いたします。

業務体制

がんサポート・免疫栄養療法センターでは、がん治療認定医1名、専従看護師1名・専任看護師1名、専任薬剤師1名、専任管理栄養士1名、計5名がそれぞれの専門性の高い知識を持ち、ひとりひとりの患者さま・ご家族の方々を大切に治療およびサポートを実践しています。

 

業務内容

外来化学療法室

外来化学療法室の風景

当院では、施設基準に準じた治療室で抗がん剤治療を安全に実施するとともに、治療中のさまざまな苦痛に対して細やかなケアや指導をさせていただいています。

三重県では、がん診療連携拠点病院である三重大学医学部附属病院を中心に、二次医療圏では一ヶ所程度の地域がん診療連携拠点病院が整備されています。しかし、それらの施設は三重県東部に集中しており、本来のがん医療の目的である「社会的役割も含め地域で暮らしながら治療が継続できる」が難しい状況です。そこで、がん医療の均てん化を目指して、平成23年4月に「外来化学療法室」を併設した「がんサポート・免疫栄養療法センター」を当院に設立しました。

特色のある医療内容

がん化学療法は外来での治療が中心になっており、外来化学療法室では安全で質の高い医療を行っています。
外来化学療法室には、専任のがん治療認定医を配属し、専従看護師・薬剤師・栄養士・MSW・事務員などからなるチーム医療を実践しています。
消化器外科、泌尿器科、整形外科と連携して化学療法を行っています。
外来化学療法室では、主に消化器がん(食道、胃、大腸、胆道、すい臓)、前立腺がん、乳がんに関する治療を行っています。
専任の薬剤師による抗がん剤の調剤および、患者様への治療スケジュール、副作用とその対応方法、日常生活の注意事項などの説明を行っています。
治療中は専任の看護師による細やかな患者観察や日常生活指導を行っています。
専任の看護師・栄養士より、治療を受けられる患者様の定期的な栄養評価および栄養指導を行っています。
がん患者様への相談支援を行っています。
医師(がん治療認定医・精神科医)、薬剤師、看護師、がん相談支援室スタッフによる緩和チーム活動を行っています。

免疫栄養療法室

免疫栄養療法室の風景

相談室の風景

がん患者さまの免疫栄養療法として専門医・栄養士による相談を行っています。
毎週 月曜日/金曜日 それぞれの午後1時と2時の予約制となっています。

がんによる代謝異常に関連した体重減少およびそれに伴うQOLの低下は、化学療法の効果のみならず患者さまの生命予後にも大きく影響を及ぼします。この病態は、免疫栄養療法を含めた適切な栄養療法を介入することにより、可逆的に改善できる可能性が近年の研究の進歩により示唆されています。そこで、免疫栄養療法室においては、治療を行われている全ての患者さまに対して、骨格筋量をはじめとした体組成分析やデータをもとに栄養評価を行うとともに、適切な栄養療法を医師、管理栄養士、看護師、薬剤師それぞれの専門の立場から説明および指導をしています。

お気軽にお問い合わせください。24-1111 内線

実績

「がんプロフェッショナル養成プラン」大腸がんに関するチーム医療研修 修了
第27回日本脈経腸栄養学会発表
第2回がん免疫栄養療法研究会 症例検討会発表