放射線科

放射線科 医師スタッフ紹介

 
岡田 幸法Y. Okada
資格
  • 日本医学放射線学会 放射線科専門医(治療)・研修指導医
  • 日本核医学会 核医学専門医・PET核医学認定医
  • 肺がんCT検診認定機構 肺がんCT検診認定医
  • 検診マンモグラフィ読影医
  • 日本がん治療認定 がん治療認定医
  • 日本内科学会 認定内科医
  • 日本プライマリ・ケア連合学会 プライマリケア学会認定医・指導医
  • 医学博士
  • 聖マリアンナ医科大学 放射線治療学准教授
  • 東京医科大学 放射線医学講座准教授

放射線科のご案内

放射線科医の業務について

放射線科医の業務内容には大きく分けて⓵画像診断、⓶放射線治療、⓷IVR(インターベンショナルラジオロジー)があります。現在伊賀市立上野総合市民病院には放射線治療の装置がなく、放射線科常勤医も2018.04より不在となったためIVRも施行していません。主に画像診断を行っています。

画像診断というと聞きなれないかもしれませんが、体内の構造に関する情報を様々な方法を用いて収集して再構成するとともに、その中で異常部位を見つけ、診断を行う方法です。画像診断では患者さんに対する侵襲はほとんどないため安心してください。現在当院で施行している画像診断の中には⓵単純X線写真、⓶マンモグラフィ、⓷消化管透視、⓸骨塩定量、⓹超音波検査、⓺CT、⓻MRIがあります。現在放射線科医はマンモグラフィ、CT、MRIの読影を行っています。放射線科医は数ミリ(0.5mmなどの場合もあります)単位で細かく撮影された画像を隅から隅まで観察し、その所見を読影レポートとして記載し、担当医に報告します。この経過を読影といい、放射線科医の主たる業務内容の1つとなっています。現在常勤医が不在であり、週1回(金曜日)非常勤医が来院するとともに、遠隔にて画像診断を行う体制となっています。複数の医師が遠隔画像診断を行っています。なお金曜日来院している岡田は三重県伊賀市(旧伊賀町柘植)出身であり、縁あって2019.04より担当させて頂いています。

当院の特色としては⓵MRIを用いた中枢神経系の評価、⓶MRIを用いたDWIBS(全身拡散強調画像)、⓷救急画像診断があります。2019.03末よりMRIの装置がPhilips社製 Ingenia 1.5Tに変更となりました。このMRIの特徴としては従来のMRIでは困難であった脳血流の評価が可能となった点です。このため脳卒中や認知症の診断精度の向上が期待されます。また、常勤医不在のため2018.04よりPET検査が中止となっていますが、DWIBSという方法を用いるとPETと非常に類似した画像を得ることができます。DWIBSではがんの部位に細胞が多く、その動きが制限されていることを画像化してがん細胞を描出することができます。PETでは放射線被ばくを伴いますが、DWIBSでは放射線被ばくを伴うことなく、がんの部位を描出することができます。すなわちDWIBSは発展段階であるものの、PETと同等あるいはがんの種類や性質によっては置き換える可能性も秘めている検査法です。詳しい情報を希望の方はお問合せ頂けますと幸いです。また、伊賀市立上野総合市民病院では月曜日、水曜日、木曜日の日中、隔週火曜日の夜間、毎週金曜日の夜間、隔週の土曜日日中夜間に救急医療を行っています。救急医療は重症な患者さんが搬送されますが、その疾患も多岐にわたっております。救急医療では画像診断の有用性が強調されていますが、救急対応が必要な患者さんであることからその診断は正確かつ速やかに行わなければなりません。当院では2018.04より救急時に放射線科医が現地あるいは遠隔読影を用いて夜間でもオンタイムで読影し、レポートを発行する救急画像診断を行っています。これより患者さんの診断を速やかに行うことが可能となっています。

他方、画像診断は放射線科医だけで行うことができるわけではありません。患者さんを担当する主治医、事務、実際に画像を撮影する診療放射線技師がいてはじめて成り立つ業務ですので、相互にコミュニケーションをとりながら常に一番よい方法を検討しています。また、検査を依頼頂く医療機関の先生方との連携も重要です。今後より一層医療連携をすすめていく予定です。不明な点などがございましたらお問い合わせ頂けますと幸いです。

スタッフ

常勤

 

非常勤

岡田 幸法