外科

ごあいさつ

外科では、粉瘤や脂肪腫などの皮下腫瘤の切除や胃、大腸、肝臓、胆嚢、膵臓などの消化器疾患や乳腺疾患に対し、手術を行っています。
消化器がん(胃がん、大腸がん、肝・胆・膵がんなど)はもちろんのこと、腹部救急疾患(消化管穿孔や腹腔内出血など)、大腸肛門疾患(痔核・痔瘻や直腸脱など)など、幅広い疾患に対応が可能であり、専門性の高い外科治療を提供しています。
当科では、からだに負担の少ない腹腔鏡手術(おなかに小さな穴をあけてする手術)を積極的に取り入れています。すべての患者さんに腹腔鏡手術が出来るわけではありませんが、全身麻酔の危険が少ない患者さんやおなかの手術の既往の無い患者さんに対しては、腹腔鏡手術をお勧めしています。具体的には、鼠径ヘルニア、胆石症、胆嚢炎、虫垂炎、食道裂孔ヘルニアなどの良性疾患をはじめ、胃がん、大腸がんに対しても、腹腔鏡手術を行っています。近年では、3D腹腔鏡システムを導入し、腹腔鏡手術の割合が増えています。
進行がんの患者さんや手術後再発を来てしてしまった患者さんについては、腫瘍内科と連携をとりながら、化学療法(抗がん剤:直接がんをやっつける薬や分子標的薬:がんを育たないようにする薬、免疫療法:がんに対する免疫を活発にする薬など)を行い、根治(完全に癌を治すこと)及び余命の延長を目指しています。
また、残念ながら、がんの制御が出来なくなったり、治療が行き詰ってしまったり、治療が続けられなくなってしまった患者さんに対しては、痛みや苦痛をとるための緩和医療も行っています。
スタッフは三枝 晋、藤川 裕之、横山 歩乃加、内山 耀の4名です。田中 光司(一般外科・総合診療科)、毛利 智美(乳腺外科・一般外科)、櫻井 洋至(肝胆膵・移植外科)の3名もそれぞれの専門分野で治療に加わり、質の高い外科治療が提供できるよう努めています。
地域のみなさまに信頼され、患者さん・ご家族に満足していただくために、スタッフ一同、精一杯日々の診療に当たらせていただきます。どうぞお気軽にご相談ください。

外科 医師スタッフ紹介

三枝晋先生
三枝 晋S. Saigusa
卒業
平成10年【防衛医科大学】
専門
消化器外科・一般外科
職名
主任外科部長
感染防止対策部室長
資格
  • 医学博士
  • 日本外科学会 外科専門医・指導医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • 日本消化器外科学会 消化器外科専門医・指導医
  • 日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
  • 日本消化器外科学会 評議員
  • 日本臨床外科学会 評議員
  • インフェクションコントロールドクターICD(日本外科感染症医学会)
  • 臨床研修指導医
藤川裕之先生
藤川 裕之H. Fujikawa
卒業
平成15年【三重大学】
専門
消化器外科・一般外科
職名
外科部長
資格
  • 医学博士
  • 日本外科学会 外科専門医・指導医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • 日本大腸肛門病学会 大腸肛門病専門医・指導医
  • 日本消化器外科学会 消化器外科専門医・指導医
  • 日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
  • 日本消化器病学会 消化器病専門医
  • 臨床研修指導医
横山 歩乃加H.Yokoyama
卒業
令和3年【三重大学】
内山 耀Y.Uchiyama
卒業
令和4年【三重大学】
毛利智美先生
毛利 智美T. mouri
卒業
平成5年【福井医科大学】
専門
乳腺外科・一般外科
職名
外科部長
乳腺外科部長
資格
  • 医学博士
  • 日本外科学会 認定医・外科専門医・指導医
  • 日本消化器外科学会 消化器外科専門医・指導医
  • 日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
  • 日本乳癌学会 乳腺認定医・乳腺専門医
  • 日本大腸肛門病学会 大腸肛門病専門医・指導医
  • 日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医・指導医
  • 日本消化器病学会 消化器病専門医
  • 日本乳がん検診精度管理中央機構 検診マンモグラフィー読影認定医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • インフェクションコントロールドクターICD(日本外科感染症医学会)
  • アメリカ外科学会フェロー(FACS)
  • 日本臨床外科学会 評議員
大井 正貴M.Ooi
田中光司先生
田中 光司K. Tanaka
卒業
平成5年【三重大学】
専門
一般外科・総合診療科
職名
院長
放射線科部長
資格
  • 医学博士
  • 日本外科学会 外科認定医・専門医・指導医
  • 日本消化器外科学会 消化器外科専門医・指導医
  • 日本消化器外科学会 評議員
  • 日本大腸肛門病学会 大腸肛門病専門医・指導医
  • 日本がん治療認定機構 がん治療認定医
  • 日本消化器病学会 消化器病専門医
  • 日本食道学会 食道科認定医
  • 日本小児外科学会 小児外科認定医
  • 日本消化器病学会 指導医
  • 日本救急医学会 救急認証資格者
櫻井洋至先生
櫻井 洋至H. Sakurai
卒業
昭和63年【三重大学】
専門
肝胆膵外科、消化器外科、一般外科
職名
副院長
資格
  • 医学博士
  • 日本外科学会 認定医・外科専門医・指導医
  • 日本消化器病学会 消化器病専門医
  • 日本消化器外科学会 認定医・消化器外科専門医・指導医
  • 日本移植学会 移植認定医
  • 日本医学教育学会 医学教育専門家
  • 臨床研修指導医
  • 臨床研修プログラム責任者
  • 難病指定医
  • 日本肝臓学会 専門医・指導医
  • 日本癌治療学会 臨床試験登録医
  • 日本肝胆膵外科学会 評議員・高度技能指導医
  • NPO法人卒後臨床研修評価機構サーベイヤー
  • 東海外科学会 評議員
  • 消化器病学会 東海支部評議員
  • 三重大学医学部非常勤講師
  • コンケン大学(タイ)国際教授
  • コアウィラ大学(メキシコ)名誉教授
  • NPO法人MMC卒後臨床研修センター長
  • 臨床実習後OSCE認定評価者
  • NPO法人卒後臨床研修評価機構 訪問調査者
  • 三重県医師会 男女共同参画委員

外科のご案内

手術の様子

スタッフ

常勤

三枝 晋
藤川 裕之
横山 歩乃加
内山 耀
毛利 智美
田中 光司(院長)
櫻井 洋宏(副院長)

 

非常勤

大井 正貴

2021年度主たる手術の症例数

疾患

症例数
(腹腔鏡手術)

 肛門疾患(痔核・痔瘻など)

32

 ヘルニア(鼡径・臍・腹壁ヘルニアなど)

60 (42)

 虫垂炎

20 (19)

 腸閉塞

10 (0)

 胆石症・胆嚢炎

36 (27)

 胃がん(十二指腸がん含む)

20 (10)

 大腸がん(結腸・直腸がん)

48 (15)

 肝胆膵がん

9

年間の総手術件数(局所麻酔、脊椎麻酔、全身麻酔下手術)は、387例でした。

腹腔鏡手術について

腹腔鏡手術

腹腔鏡手術は全国的にも急速に拡がっており、開腹手術に比べ、手術中の出血が少ない、術後の痛みが少ない、回復が早い、術後肺炎のリスクが少ないなどの利点があります。

実際当院で腹腔鏡手術を受けられた患者様でも、手術の翌日から病棟を歩いています。胃腸の手術であっても術後3日目には食事を始めることができます。

腹腔鏡の手術の実際についてですが、これは手術専用のカメラ(腹腔鏡)を用いて、お腹の中に炭酸ガスを入れて膨らませた状態で、専用の器具(鉗子類)で行う手術です(図1、図2)。

図2 腹腔鏡手術に使用する鉗子類
図2 腹腔鏡手術に使用する鉗子類

創は10mm前後の小さなものが3〜5箇所(数は手術の内容によって数が変わります)で、うち1箇所は臍となることがほとんどです(図3)。胃や大腸の手術では切除した部分をこの臍から取り出すことが多く、最終的には臍の傷は4-5cmほどになります。

上野総合市民病院外科においては、早期を中心とした胃がん、他の臓器に及んでいない大腸がんといった消化器がんに対して、積極的に腹腔鏡手術を行っております(図4)。

2018年度より、3D腹腔鏡システムを導入し、より質の高い手術に心がけています。

図3 胃がん手術における開腹と腹腔鏡の傷の違い
図3 胃がん手術における開腹と腹腔鏡の傷の違い

上野総合市民病院外科においては、早期を中心とした胃がん、他の臓器に及んでいない大腸がんといった消化器がんに対して、積極的に腹腔鏡手術を行っております(図4)。また、急性胆嚢炎を含む胆石症では60.0%、鼠径ヘルニアに対して60.4%と高い確率で腹腔鏡手術が施行可能です(令和2年度診療実績)。

図4 腹腔鏡下胃切除術
図4 腹腔鏡下胃切除術

さらに、急性虫垂炎はもとより、発症から時間があまり経過していない胃や十二指腸の穿孔、絞扼性腸閉塞といった緊急性の高い救急疾患に対しても施行しており、合併症が少なく良好な成績をおさめております。

安全・確実な腹腔鏡手術

当科は、適切な知識・技術・機器の元で、スタッフが協力しあって安全な腹腔鏡手術を行っております。対象となる疾患も拡大し、今後も腹腔鏡手術の件数・割合が増加する見込みです。しかしそればかりにとらわれることはなく、複数の開腹手術を受けたことがある症例や、腫瘍が大きすぎて腹腔鏡での視野が取れない症例など、安全面で適切でないと判断した場合は無理に腹腔鏡手術を行うのではなく、開腹手術を選択しております。

腹腔鏡手術をご希望される方や、腹腔鏡手術についてお聞きになりたいことがある方は、ご遠慮なく外科スタッフまでおたずねください。

学会施設認定

  • 日本外科学会専門医修練施設
  • 日本消化器外科学会専門医修練施設
  • 日本消化器病学会認定施設
  • 日本大腸肛門病学会認定施設

研究情報公開について(オプトアウト)

臨床研究を行う場合、文書もしくは口頭で研究の説明をし、同意をしていただきますが、患者さまへの侵襲や介入がなく診療情報のみを用いた研究については、国が定めた指針に基づき、対象となる患者さまお一人ずつから直接同意を得る必要は無くてもよいことになっています。

しかし、研究責任者は、研究の目的や実施についての情報を公開し、さらに診療情報使用に関しての拒否の機会を保障することが必要とされています(このような手法を「オプトアウト」と言います)。

当科でのオプトアウトを用いた臨床研究は下記の通りです。研究への参加・協力を希望されない方は、お知らせください。

伊賀市立上野総合市民病院 倫理委員会承認

  • 伊病総第501号「乳腺疾患に対する診断効率向上と、乳癌の治療効果予測因子、予後予測の検討研究」
  • 伊病総第683号「消化器がん・肺がんRNA早期診断研究
    (文部科学省研究課題名:コホート保存検体RNA解析による消化器癌・肺癌早期診断マーカーに関する研究)」
  • 伊病総第278号「伊賀市立上野総合市民病院における乳がん診療と画像診断について」
  • 伊病総第289号「切除不能進行再発大腸癌患者の炎症・栄養状態に対する補中益気湯の有効性・安全性に関するランダム化比較試験(AMATERAS study:特定臨床研究)」

伊賀市立上野総合市民病院
〒518-0823三重県伊賀市四十九町831番地
電話:0595-24-1111
FAX :0595-24-2268
Eメール:byouin-soumu@city.iga.lg.jp

研究責任者 田中 光司

伊賀市健診センター

伊賀市健診センターは、伊賀市の健康増進施策の一環として整備され、疾病予防の観点から生活習慣病などの早期発見・早期治療の取り組みを進めるための拠点施設です。

伊賀市健診センター

「予防」と「健康」をテーマにした健診事業

多くの病気やそのリスクが健診で見つかることから、より多くの方に健診を受けていただき、早期発見・早期治療の機会を提供できるよう活動していくことが私たちの使命と考えています。
これからも皆様に信頼され、ご満足いただけるよう健診事業の質を高める努力を続け、地域社会に貢献してまいりたいと考えております。

検診センター位置

お問い合わせ・予約

電話:0595-24-1186 FAX:0595-24-1123 e-mail:byouin-jimu@city.iga.lg.jp

二次検査(再検査や精密検査)について

伊賀市健診センターで健診を受けられ異常が見られた方は、上野総合市民病院での二次検査(再検査や精密検査)を強く薦めます。 伊賀市健診センターと上野総合市民病院は共通の診断・医療機器を用いています。診断・医療機器の差異による微妙な誤差は無く、異常所見に的をしぼった精度の高い二次検査を行えます。 健診担当医師と二次検査を行う医師が、電子カルテの検査結果を共有し緊密に連携することができるため、異常所見の医学的検討を十分に行うことができます。 以上により、健診で異常が指摘された方は、お気軽に上野総合市民病院を受診してください。二次検査を受けることで、健診時の異常所見が医学的には異常でないこともあります。また、病気が発見された場合でも上野総合市民病院の常勤専門医が迅速に治療を行います。

専門医一覧

  • 消化器病専門医
  • 消化器内視鏡専門医
  • 大腸肛門病専門医
  • 消化器外科専門医
  • 肝臓専門医
  • 乳腺専門医
  • 整形外科専門医
  • 脳神経外科専門医
  • 総合内科専門医
  • 循環器専門医
  • 脳神経内科専門医

健診管理課理念

質の高い健診を提供するとともに受診啓発を行い健康管理の出発点にしていただく。
万一、疾病が発見された時は、上野総合市民病院との連携により
早期の治療と最大のケアを目指します。

業務内容

当健診センターでは、地域の医療機関と連携して進めるマルチスライスCT検査(80列)、MRI検査(1.5テスラ)をはじめ、ドック健診、生活習慣病予防検診、脳ドックなどの総合・複合的検査業務と生活習慣病などの予防啓発を進めております。 近年の病気は多様化が進み、がんを例にとると、一昔前まで、圧倒的な割合を占めていた胃がんが現在では減少傾向にあって、肺がん、大腸がん、乳がんなど種々のがんの割合が増加するなど、複数の検査を同時期に行う複合型検査の重要性が高まっています。 これを受けて当健診センターでは、従来型ドック健診をはじめ、マルチスライスCT検査、MRI検査、血液検査、超音波検査などを組み合わせた総合健診など、複合的に検査ができる健診メニューを多く設けるとともに、医師による面談や結果説明なども併せて実施し、総合的な疾病予防の取り組みに力を注いでまいります。

生活習慣病予防健診

尿検査、生化学検査、循環器系検査、消化器系検査など、男性14項目・女性18項目の検査(医師診察を含む)を約3時間で行います。

2F健診待合室

3F健診待合室

人間ドック(日帰り)

上記「生活習慣病予防健診」検査項目に腫瘍マーカー検査、超音波検査、骨密度検査などを加えた、男性27項目・女性31項目の検査(医師診察を含む)を行います。

人間ドック(一泊)

上記「日帰りドック」検査項目に糖負荷試験、甲状腺検査、マンモグラフィ、乳房超音波検査、などを加えた男性33項目・女性38項目の検査(医師診察を含む)を行います。 宿泊については、伊賀市内のホテルと連携し、1日目の健診終了後には、ゆっくり温泉とお食事を楽しんでいただき、心も体もリフレッシュしていただけます。

婦人検診

女性の乳がん罹患率は増加の傾向にあり、若年令化も進んでいます。触診検査(希望者)に加え、超音波検査やデジタル・マンモグラフィ検査を併用し、早期発見に努めます。

検診フロア

診察室


内視鏡室

エコー室

マンモグラフィー室

訪問看護ステーション

 院内在宅部門として平成26年11月ステーションとして認可をうけ活動しています。
がん患者さんが自宅で安心して生活していただけるよう退院前には医師、看護師はじめ院内専門多職種や院外の関係部署の方々との連携を更に深め、訪問につなげていきます。また在宅療養後方支援病院としての機能もフルに活用していきたいと思っています。

利用者さん、ご家族の笑顔を頂くことを私たちの一番の目標に日々頑張ります。

住み慣れた我が家でご利用者、ご家族が安心して過ごせるようサポートします。

訪問看護ステーション

訪問看護サービスをご提供させて頂いています。
ご病気をお持ちの患者様、またご家族が安心して療養生活ができるよう、専門知識と技術をもって、誠実かつ丁寧な看護をご提供させていただきます。
お申し込みの際は、主治医か担当のケアマネージャーにご相談下さい。

看護サービス内容

ご家庭に看護師が訪問し、必要なケア及び主治医からの指示に従い必要な医療行為を行います。

定期的な健康状態の観察

  • 体温、脈拍、血圧、呼吸状態など
  • 一般状態の観察

日常生活のお手伝い

  • 清掃(清潔)、食事、睡眠、排泄のケア
  • 床ずれ予防
  • リバビリテーション
  • 療養環境の整備、医療用具、介護用品などの相談と紹介

医療行為のお手伝い

  • 医療行為の援助、服薬指導
  • チューブ類の交換、管理
  • 傷、床ずれの処理
  • 終末期の看護(ターミナルケア)

こころのケア

ご利用者、ご家族のお話や悩みをお聴きし、不安やストレスが和らぐようお手伝いします。

営業時間

月、火、水、木、金曜日
(ただし、日祝日、12月29日〜1月3日は休業)
午前8時30分〜午後5時15分

※緊急時はこの限りではありません。

訪問エリア

伊賀市内(その他随時相談)

利用できる方

  • 主治医が訪問看護の必要を認めた方
  • 要介護、要支援のケアを必要とされる方
  • 悪性腫瘍、慢性疾患など在宅療養の必要な方
  • 在宅酸素、中心静脈栄養、経管栄養、カテーテルなどをご使用の方
  • その他、さまざまな疾病に対応します

書面掲示事項

お問い合わせ

伊賀市立上野総合市民病院 訪問看護ステーション
〒518-0823
伊賀市四十九町831
TEL:0595-24-1111(内線247)
FAX:0595-41-1031

 

地域医療連携室

伊賀市立上野総合市民病院では、地域医療の機能分担を推進していく中で、地域医療支援病院の役割、在宅療養後方支援体制を構築し、地域の病院及び開業医の先生方と相互に協力・連携を図り、患者様が安心と満足を得られる医療を提供できるよう、サポートいたします。

また、市民の皆さまの窓口として機能を果たすよう、日々努めております。
地域医療連携室には、医師・看護師・医療ソーシャルワーカー・事務員が在籍しております。
ご不明な点や相談等がございましたら、地域医療連携室までお気軽にご連絡ください。

地域医療連携室
直通電話 0595-41-0061
直通FAX 0595-41-0068
病院代表電話 0595-24-1111へお願いします。

予約受付時間
9:00〜16:00
※土・日・祝日の場合は代表FAX0595-24-2268へお願いします。

主な業務内容

  • 紹介患者様の院内予約・院外予約
  • 医療福祉相談・がん相談
  • 地域の医療福祉機関への情報提供
  • 転院及び入院の相談等
  • 紹介元への返書の取り扱い・紹介、逆紹介などの統計など
  • 治療と仕事の両立支援の相談

地域医療支援病院について

当院は平成28年10月1日に三重県から地域医療支援病院としての承認を受けました。

当院では、これを機会により一層、地域の医療機関との連携を強化するとともに、医療の質とサービスの向上に努め、皆さまに信頼される病院として、地域医療に貢献してまいります。

在宅療養後方支援体制について

当院は平成27年8月より在宅医療を支える為「在宅療養後方支援病院」として取り組んでいます。

在宅診療を受けておられる患者さんの緊急時には24時間迅速に対応し、必要に応じて入院の受け入れを行う体制です。

当院では、がん患者さんの在宅療養を支援すべく、かかりつけ医や在宅診療を担当している医療機関にお願いをして、安心して自宅にて診療がうけられるよう支援体制に取り組んでいます。

 

ご紹介いただく先生方へ

紹介(診療)・予約の手順

当院にご紹介いただく患者様が少しでもスムーズに受診していただけるよう、紹介患者様の事前予約をいたします。
下記の予約申込書をダウンロードいただき、診療情報提供書を添付の上、FAXください。

予約の流れ 図

地域医療連携室
電話 0595-41-0061
FAX 0595-41-0068
予約受付時間 9:00〜16:00(平日のみ)
※土・日・祝日の場合は代表FAX番号0595-24-2268へお願いします。

 

ダウンロード

検査予約(CT・MRIなど)の手順

  1. 放射線科へ電話します。
  2. 担当者がおおまかな検査部位などをお聞きし、検査日時をご回答します。後に検査予約票をFAXいたします。
  3. 当院より届いたFAX(検査予約票)と、診療情報提供書をダウンロードし、必要事項を記入しFAXで返信ください。
  4. 造影検査を受ける場合は、検査に応じた造影検査の問診票をダウンロード(合計2枚)し、必要事項を記入し診療情報提供書と共にFAXで返信ください。(1枚目は説明書です)
  5. 診療情報提供書 及び 造影検査問診票 の原本は検査当日持参いただき各検査受付に提出願います。

放射線科直通
電話 0595-26-0330
FAX 0595-41-0068(地域医療連携室)
受付時間 8:30〜17:00(平日のみ)

人工関節外来

対象患者

変形性股関節症、変形性膝関節症に対して人工関節手術を希望、検討されている方

診療日(完全紹介予約制)

毎週火曜日 14時 1名・14時30分 1名
毎週木曜日 14時 1名・14時30分 1名

担当医

一般社団法人日本人工関節学会認定医
整形外科部長 海野 宏至

目的

当院整形外科において、変形性股関節症・膝関節症に対する人工関節手術の適応となる患者さんには十分な時間を設けて、手術に関する説明をさせて頂く必要があると考えています。

予約方法

かかりつけ医に相談していただき、医療機関から紹介予約をお願いします。

看護師修学資金貸与者募集

伊賀市看護師修学資金貸与希望者の募集について案内いたします。

令和7年度看護師修学資金貸与者募集について

伊賀市立上野総合市民病院では、看護師を志す学生を対象に修学資金貸与の制度を設け、その育成の確保をはかっております。

申請を希望する人は、必ず事前にお問い合わせください。

以下のとおり案内いたします。

募集対象者

看護師の資格を取得するため、看護専門学校または看護系大学に入学または在学する学生

募集人数

若干名

申請受付

随時受付

貸与金額

月額 50,000円 又は月額 80,000円 要・保証人(2名)

資金の返還

返還を原則としますが、資格取得後、上野総合市民病院へ勤務した年限に応じて返還が免除されます。

※月額50,000円の場合:貸与を受けた期間

※月額80,000円の場合:貸与を受けた期間の1.5倍の年数に相当する期間 

必要書類

  1. 修学資金貸与申請書 ※下記からダウンロードしてください。
  2. 履歴書(写真貼付)
  3. 入学証明もしくは在学証明書

審査方法

書類審査、面接(作文あり)

※面接日は書類審査後に連絡いたします。

申込・問合せ

伊賀市立上野総合市民病院 病院総務課
電話(代表):0595-24-1111

栄養管理課

理念

チーム医療の一翼を担い、個々の患者さまの症状に応じた適切な治療食の提供と、
病態に合わせた栄養指導を実践する

業務概要

  1. 栄養管理・給食管理
  2. 栄養・食事指導
  3. チーム医療への参画

患者さまの栄養状態を評価し、患者さまの栄養状態の改善の一助となるよう積極的に栄養管理にとりくんでおります。
また、食事は患者さまが入院生活を送るうえでの大きな関心ごとであることから、信頼され喜んでもらえるよう給食サービスの向上を図っております。

外来化学療法室での取り組み

写真

がん治療においては、治療とたたかう体力が必要であり、その基本となるのが「栄養」ですが、患者さんの多くは、副作用による体調不良により、治療を継続できなくなるということがおこります。当院では定期的に

  1. 情報収集
    (食事摂取量、体重減少、日常生活、食事に関する症状)
  2. 身体計測(筋肉量、浮腫など)
  3. 血液検査データ

写真

以上の評価法にて栄養状態を評価し、副作用対策としての食事メニューアドバイスや、欠乏しやすい栄養素を補う栄養補助食品の提案を行うことで、患者さんが栄養状態をより良い状態で保ち治療継続に貢献できるよう、多職種と連携し取り組んでおります。

 

入院時のお食事について

食事の種類

一般食・・・ 特別な食事療法を必要としない食事です。
(常食・軟食・五分粥・流動食・嚥下食など)
特別食・・・ 各種病態に応じた食事です。
(糖尿食・腎臓食・心臓食・肝臓食・膵臓食・脂質異常症食・胃術後食など)

配膳時間

朝食:8時 昼食:12時 夕食:18時

適温給食

食事は温冷配膳車による配膳を行っています。温かいものは温かく、冷たいものは冷たくお届けできるように取り組んでいます。

行事食

季節や歳時記に合わせた行事食を、
月ごとにカードを添えてお出ししています。

1月 お正月・・・おせち料理
2月 節分・・・太巻き・福豆
3月 ひな祭り・・・ちらし寿司・ひなあられ
4月 桜の開花・・・お花見御膳
5月 こどもの日・・・ミートローフ・こどもの日ゼリー
6月 梅雨・・・梅雨御膳
7月 七夕・・・七夕そうめん・七夕ゼリー
8月 残暑見舞い・・・穴子のちらし寿司
9月 敬老の日・・・赤飯
10月 上野天神祭り・・・天ぷら・ようかん
11月 勤労感謝の日・・・きのこご飯
12月 クリスマス・・・照り焼きチキン・ケーキ

他にも季節感のあるお食事を取り入れ、見た目にも喜んでいただける食事を目指しています。

残暑見舞 穴子のちらし寿司
七夕そうめん

個別対応食

治療などにより食べにくい、飲み込みづらいなど、入院中の食事でお困りの方には、管理栄養士が病棟にお伺いし食事の調整をいたします。

特に、化学療法等の影響で食欲が低下した患者さまには、栄養等を考慮せずまずは食べられることを優先し、患者さまの嗜好等を重視して提供しています。

嚥下食

栄養・食事指導(入院・外来)について

栄養管理課の風景

食事療法や生活習慣の改善が必要な方に、家庭での実践に向けた指導をお受けしています。
管理栄養士は糖尿病療養指導士ほか専門職の資格を取得し、皆さまの継続した実践のお手伝いができるよう日々業務に努めています。
栄養指導をお受けになるには、医師による依頼が必要です。受診されている担当医もしくは、入院されている病棟の看護師にお声がけ下さい。

 

  • 栄養管理課の風景栄養指導(個別):
    月〜金曜日(9:00〜16:00)
  • 指導場所:栄養指導室(1階・地域医療連携室横)

 

業務実績

給食実施状況

 

2022年度

2023年度

2024年度

一般食

84,132

97,487

108,504

特別食

63,080

62,013

53,842

合計

147,212

159,500

162,346

個別栄養指導算定件数(実施件数)

 

2022年度

2023年度

2024年度

外来

828(834)

790(798)

745(734)

入院

1,604(1,646)

1,494(1,536)

1,121(1,109)

合計

2,432(2,480)

2,284(2,334)

1,866(1,854)

栄養情報連携料算定件数

 

2024年度

合計

342

スタッフ・認定資格

スタッフ

課長 白井 由美子
管理栄養士 4名(会計年度職員2名)

学会活動・認定資格

日本栄養治療学会 学術評議員 1名
栄養サポートチーム専門療法士 2名
栄養治療専門療法士・がん専門療法士 1名
病態栄養認定管理栄養士 2名
がん病態栄養専門管理栄養士 1名
日本糖尿病療養指導士 1名
三重県糖尿病療養指導士 1名
介護支援専門員 1名

学会発表(2019-2025)

  • 外来がん薬物療法における“食”に注視した有害事象対策の意義
    白井由美子ほか、第40回 日本栄養治療学会 2025.2(横浜)
  • 大腿骨近位部骨折患者におけるGNRIを用いた入院時栄養状態が在宅復帰率に及ぼす影響の検討
    東沙季ほか、第28回日本病態栄養学会 2025.1(京都)
  • 化学療法がん患者を対象としたEPA含有栄養補助食品摂取と炎症状態に関する有用性の検討
    白井由美子ほか、第27回 日本病態栄養学会 2024.1(京都)
  • がん悪液質を早期発見するためのチーム医療:「話す・聴く」ことから始める栄養士の介入
    白井由美子、第38回 日本臨床栄養代謝学会 2023.5(神戸)学術セミナー
  • 炎症蓄積を制御する漢方薬の効果~栄養指標と炎症指標に着目して~
    白井由美子ほか、第24.25回 日本病態栄養学会 2022.1(京都)シンポジウム
  • がん悪液質に対するNutrition Specialist:その使命と役割
    白井由美子、第24.25回 日本病態栄養学会 2022.1(京都)共催セミナー
  • 大腿骨近位部骨折患者における術後食事摂取量と筋肉量の変化
    東沙季ほか、第24.25回 日本病態栄養学会 2022.1(京都)
  • がん患者に対する、高たんぱく質・EPA含有栄養補助食品の重要性調査
    白井由美子ほか、第6回日本がんサポーティブケア学会 2021.5
  • がん患者に対する魚油の抗炎症効果の検討
    白井由美子ほか、第36回日本臨床栄養代謝学会 2021.8(横浜)
  • がん悪液質への栄養サポート~炎症着目したケア~ 炎症を評定とした栄養介入の実際
    白井由美子、第35回日本静脈栄養学会 2020.2(京都)学術セミナー
  • 集学的医療の一環としての在宅療養支援入院プログラムの導入
    白井由美子ほか、第34回 日本静脈経腸栄養学会2019.2(品川)

共同研究

【三重県ライフイノベーション特区事業(医福食農連携推進環境整備事業)】ほか

  • 森永乳業株式会社「EPA含有栄養補助食品が化学療法中のがん患者の炎症状態に与える影響の検討-後ろ向きコホート-」2021.3-2023.3
  • 森永乳業株式会社「がん患者の嗜好性に関する調査」2020.4-2020.9
  • 森永乳業株式会社「癌患者を対象としたEPA高含有魚油の抗炎症作用に関する探索的研究」2017.11~2019.12
  • 味の素株式会社「がん通院患者の食事支援システムの開発」2016.1~2018.1
  • 井村屋介護食品開発推進協議会 「高齢者に対する高カロリー豆腐の有用性の検討」2014.11~2015.11

主な著書(筆頭著書)

  • 白井由美子、奥川喜永.
    がん悪液質と栄養療法. 栄養-Trends of Nutrition .39(1):2024,pp25-32
  • 白井由美子.
    外来がん化学療法と栄養. 栄養-Trends of Nutrition .35(2):2020,pp83-89
  • 白井由美子、三木誓雄.
    大腸がん. 鷲澤尚宏編. がん患者の栄養療法と食事サポート .メディカ出版、大阪、2018、pp48-55

個人情報保護方針

伊賀市立上野総合市民病院(以下、当院)は、個人情報を、いかなる場合においても目的以外に利用することはございません。
各種個人情報の適切な保護に努めております。

1.個人情報の取得について

 当院は、偽りその他不正の手段によらず適正に個人情報を取得致します。

2.個人情報の利用について

 当院は、個人情報を以下の利用目的の達成に必要な範囲内で、利用致します。
以下に定めのない目的で個人情報を利用する場合、あらかじめご本人の同意を得た上で行ないます。

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  (2)応募者との連絡(面接日時の案内、結果の連絡等)
  (3)採用が決定した後の雇用管理上の資料として

3.個人情報の安全管理について

 当院は、取り扱う個人情報の漏洩、滅失またはき損の防止その他の個人情報の安全管理のために必要かつ適切な措置を講じます。

4.個人情報の委託について

 当院は、個人情報の取り扱いの全部または一部を第三者に委託する場合は、当該第三者について厳正な調査を行い、取り扱いを委託された個人情報の安全管理が図られるよう当該第三者に対する必要かつ適切な監督を行います。

5.個人情報の第三者提供について

 当院は、個人情報保護法等の法令に定めのある場合を除き、個人情報をあらかじめご本人の同意を得ることなく、第三者に提供致しません。

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 その際、ご本人であることが確認できない場合には、これらの請求に応じません。

7.本方針の変更

 本方針の内容は変更されることがあります。
 変更後の本方針については、当院が別途定める場合を除いて、当サイトに掲載した時から効力を生じるものとします。

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〒518-0823
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伊賀市立上野総合市民病院 事務部
TEL:0595-24-1111

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患者さんの声 患者さんの声

西館3階病棟

地域包括ケア病棟

西館3階病棟 写真
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地域包括ケア病棟では、患者さんが自宅や地域に戻り安心して生活を送って頂けることを目標に、医師・看護師・薬剤師・リハビリスタッフ・社会福祉士等が協力して、患者さんに合った機能回復をめざし医療・看護を提供し、退院支援を行っています。

また、退院前にはご家族、ケアマネジャーや訪問看護・介護施設職員等とカンファレンス等を行い、継続した看護の提供・サポートを行っています。

アットホームな雰囲気の中、スタッフ全員が明るい笑顔と触れ合う心を大切に患者さんと向き合っています。退院する時の患者さんの笑顔は宝物です。

西館3階案内図

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3階病棟

整形外科

3階病棟 写真
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 当病棟では事故や外傷、脊椎疾患や関節の変形により手術を受けられる患者様が多く入院されます。治療は早期から開始されるため、不安や戸惑いが生じ、入院生活に苦痛を自覚されることもあります。そのため、私たち看護師は患者様の気持ちに寄り添い、質の高い温かな看護ができるように心がけています。

 また、患者様を中心に多職種が連携し、退院後も住み慣れた地域でその人らしく安心して生活が出来るよう退院支援を行っています。

 患者様の痛みや辛さを理解し、活気あふれる看護スタッフ全員で、早期離床・早期退院に向けてサポートします。

3階案内図

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